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【デブとラブと過ちと!】自分を好きな方が幸せになれる

【デブとラブと過ちと!】自分を好きな方が幸せになれる

主人公の幸田夢子は元々は暗く大人しく自己評価の低い性格でした。大好きなお菓子を作る仕事をしたくて入社した会社でも何も発言せずにただただじっと過ごす日々。「ブタはしゃべらない」「自分には価値がない」と常日ごろ思っていた彼女はある日転落事故にあってしまいます。

 

その転落事故で記憶をなくしてしまった夢子は性格も180度変わり、自分が大好きで明るく積極的な性格に変貌し、どんどんと人間関係にも仕事にも恵まれていきます。

 

今回はそんな「デブとラブと過ちと!」を元に自分を好きな方が幸せになれるという話をしていこうと思います。

 

【目次】

 

記憶をなくし自分を大好きになった夢子

物語の始まりは転落事故から始まります。主人公の夢子は自分の容姿に強いコンプレックスを抱えている女性でした。そのコンプレックスは重く大きくのしかかり彼女から自信や希望や夢を奪いました。そんな彼女が転落事故にあったのです。多くの人が自殺を疑いました。

 

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出典:デブとラブと過ちと!(1)

 

幸い軽傷で命に別状はありませんでしたが代償としてすべての記憶を忘れ、彼女は元々の性格から180度違う全く別の性格へと変貌しました。

 

夢子は本来ネガティブで内向的な性格でした。自己評価も低く、そのせいで身なりの手入れもずさんで周りとうまくコミュニケーションがとれていませんでした。それは彼女のノートに書かれていた文章でもよくわかります。

 

彼女は自分のことをデブでブスだと思っていました。

 

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 出典:デブとラブと過ちと!(1)

 

自己肯定感が低いと「これ以上周りから嫌われたくない」という恐怖から何も行動できなくなってしまいがちです。身なりを手入れしても「こんな私が身なりをキレイにしても笑いものにされる」と考えがちですし、自信がないからこそ自分の発言に確信が持てずに発言できない。何も行動できない消極的な人間のできあがりです。 

 

そんな夢子は転落事故をきっかけに自分が大好きな明るくて積極的な性格へと変わります。「肌が白くて、瞳は仔犬のように潤んでいて…」と自分の容姿を褒める彼女はまるで別人のように表情も明るく輝いています。

 

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出典:デブとラブと過ちと!(1)

 

彼女の容姿は事故前と事故後では何も変わっていません。彼女の捉え方がかわっただけです。すべてをいい方に捉え、それを疑うことなく信じる。でもそれだけで人の纏う雰囲気って大きく変わります。マンガの表現ではなく、現実でもそうです。自己肯定感が高いか低いかでその人の輝き方は変わってきます。

 

自己肯定感が高い人って自分を大切にできます。決して自分を貶めるような発言はしませんし、自分が好きなファッションやメイクをして自分を楽しませることができるし、楽しいと思える時間が増えるので自然と笑顔が増えて明るくなります。それが目に見えないオーラとか雰囲気にも影響を与えて、まるで別人のようになれるのです。

 

自己肯定感が高くなって人間関係も仕事も順調に

別人のように明るく積極的になった夢子は話数を重ねるごとにどんどんと周りから好かれ、仕事の成功も収めていきます。

 

自己肯定感が高い故にポジティブ思考な彼女に勇気づけられ、心に余裕があるからこそ周りに優しくできる彼女に励まされ、多くの登場人物たちが彼女に惹かれていきます。

 

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出典:デブとラブと過ちと!(1)

 

容姿自体は何も変わっていないはずなのに性格が変わっただけで夢子の周りはがらりと変わっていきます。スマホには家族の連絡先以外入っていなかったのに多くの人が彼女の周りに集まるようになりました。

 

実際に夢子のような自己肯定感が高い人と一緒にいると本当に楽しいです。基本的に話す内容が明るいから笑える時間が多いし、自分だとネガティブにとらえてしまうようなこともポジティブに変換してくれるから救われることも多いです。

 

しかも夢子は自分のこと以外も否定することはありません。つい、他人を厳しい目で見て否定的に捉えてしまうことって多いと思います。「人気のある女優さんだけどいうほど可愛くない」とか「彼女は確かに仕事ができるけどメイクが濃すぎる」とか。それってコンプレックスの裏返しです。

 

自分に自信がないからこそ他人を否定して優越感に浸るのです。そうすることで一時だけ自分のほうが価値があるように思えるからです。

 

夢子は自分のことが大好きでコンプレックスはありません。どんなに周りから否定されても自分の価値を信じて疑いません。だからこそ他人を否定することなく素直に受け入れて褒めることができます。

 

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出典:デブとラブと過ちと!(1)

 

認知欲求が満たされず「周りから褒められたい」「自分は価値がある人間だと認めてほしい」と思っている人はとても多いので夢子のようにまっすぐ褒めてくれて自分を受け入れてくれる人にすがってしまう人は多いと思います。でもこれができる人は数少ないです。自分を好きじゃないと他人を受け入れる余裕がないからです。

 

そして日本人は他国の人たちよりも自己肯定感が低いとされています。それは内閣府で行われた13歳~29歳の若者を対象とした調査で明らかになっています。

 

自分に満足している

出典:特集 今を生きる若者の意識~国際比較からみえてくるもの~|平成26年版子ども・若者白書(概要版) - 内閣府

 

謙虚が美徳とされているからかもしれませんが、たしかに大声で「自分のこと大好き!」といえる人てあまり見かけませんし、いたとしてもネタキャラとして「変わり者」として扱われることが多いですね。本当は素敵なことなのに。

 

どんな自分だって好きになっていい

 「デブとラブと過ちと!」を読んでて、私が思ったのは「どんな自分でも好きになっていいんだ」ってことです。

 

夢子みたく太っていても例え容姿が自分好みじゃなくても自分を好きになっていいんです。背が低いのも収入が低いのだって気にしなくていい。だって自分を好きになることに他人からの許可なんて必要ないですし、周りも明るい気分になれるのなら自分を好きになった方がメリットも多いです。

 

私も元々は自己肯定感が低かったところから夢子のように自分を好きになった人間ですが自分を好きな方が絶対に生きていて楽しいし幸せな出来事が起こりやすいです。魅力的な友人がたくさんできましたし、仕事での評価もあがりました。

 

誰かから批判されても気にならなくなりました。だって私は私のことを認めているから、他人に批判されたところで自分の価値は下がらないからです。私は私、他人は他人、価値観が違うし、捉え方も違う。そういう考えが自然とできるようになりました。

 

私も夢子と同じで容姿は何も変わっていません。それでも自分でわかるぐらい人相が穏やかになりましたし、自覚はありませんがキラキラしてると言われるようになりました。

 

どうやって自分を好きになったかですが一番大事なのは他人と比べないことです。

 

さっきも書きましたが自分は自分、他人は他人。周りがなんと言おうと自分はすばらしいと思いましょう。

 

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