きっと誰もが抱えているであろうコンプレックス。私もかつてはコンプレックスの塊でした。周りの人達と比べて、顔のパーツが悪いとか、スタイルが悪いだとか、稼いでないだとか。他人からすれば「そんなこと?」「気にするようなことじゃなくない?」というようなことが異様に気になっていました。
ときにそれは向上心へと変わり、良い影響を与えてもくれます。実際にに克服したものがいくつかあります。しかしストレスになって疲労の原因になったり、自身から自信を奪う大きな原因にもなります。
今回はそんなコンプレックスの話を私なりにしたいと思います。
【目次】
- コンプレックスが多いと少しだけ人生が暗くなる
- コンプレックスは人生を変えるきっかけ
- 失礼な人の常識は信用しなくていい
- 人より劣っていることは人間関係においてはメリット
- コンプレックスをなくす方法
- 関連商品
コンプレックスが多いと少しだけ人生が暗くなる
冒頭でも述べたように私はコンプレックスの塊でした。特に小学校高学年から20代前半まで自分のあらゆることを他人と比較してはコンプレックスを感じていました。例えば下記のような項目です。
- 顔のパーツ(目の大きさ、肌の美しさ、など)
- スタイル(胸の大きさ、全体の細さ、など)
- 社交性(友人の数、恋人の有無、休日の充実度、など)
同じような項目に悩まされた方も多いのではないでしょうか。人によっては「身長の高さ」「裕福さ」「役職」「未婚か既婚か」なんかも入ってくるのかもしれません。
コンプレックスを一度でも感じたことがある人はわかると思いますがコンプレックスがあると自信がなくなりやすいです。自分の価値が周りよりも低く感じて自己肯定感が低くなりますし、自分を大切にできなくなってしまいます。
私の友人に社会人になってからうつ病やパニック障害などを発症した子がいるのですが比較的コンプレックスを抱えやすく自分のことを低く評価している子に多いです。
コンプレックスは人から行動力を奪うことがあります。例えば「新しく人脈を築きたい」とおもっても「私を受け入れてくれる人なんていない」と感じてしまったり、「新しい洋服やメイクにチャレンジしたい」と思っても「私に似合うものなんてない」と感じてしまうことがあります。
だから私はコンプレックスが多いと少しだけ人生が暗くなってしまうと考えます。
コンプレックスは人生を変えるきっかけ
人生を少しだけ暗くしてしまうコンプレックスですが私は「人生を変えるきっかけ」とも思っています。それは実際に私自身がいくつものコンプレックスを克服して人生をえてきたからです。私が今までに克服してきたコンプレックスは下記の通りです。
- 肌の美しさ
- 胸の大きさ
- 友人の数
- 休日の充実感
生活習慣の改善でニキビ肌から健康的な肌に、マッサージでAカップからCカップになりました。そして積極的に人の集まりに参加するようにして友人の数を増やしつつ休日の充実感を得ました。
例にあげたものは物理的に動いて克服したコンプレックスたちですが考えを変えてみるだけで克服できるものもあります。
コンプレックスを1つなくすたび私は大きな達成感を感じ、それと同時に自信と明るい性格を得ました。周りからも年々良い方向に変わっていっていると言われます。
だから私はすべてのコンプレックスが悪いものとは思いません。コンプレックスは人生を変えるきっかけになります。
失礼な人の常識は信用しなくていい
中には周りの何気ない言葉でコンプレックスを抱えてしまった人もいるのではないでしょうか。
私も友人からの「肌が汚いね」の一言で肌の美しさにコンプレックスを抱えましたし、元恋人からの「貧乳」という言葉で胸の大きさにコンプレックスを感じました。
でも今だからこそ言えるのですがそういう言葉は信じなくていいです!
学生時代なんて皆まだまだ視野が狭くて極端な考えしかできませんし、配慮が足りなくて無意識に人を傷つけてしまうことも多々あります。
社会人になってからもそういうことを言ってくる人はまれにいますがそんな失礼な人の常識なんてあてになりません。だって失礼な人は非常識な人が多いですから。
出典:メンタル強め美女白川さん(1)
メンタル強め美女白川さん:可愛くて目立つあまり僻まれたりすることも多い白川さんの日常。短編で読みやすく、明るい気持ちになれる。可愛くて強い白川さんが大好きです。
人より劣っていることは人間関係においてはメリット
だいたいのコンプレックスは自分がもっているものと他人がもっているものを比較して「自分は○○さんより劣っている」という内容のものがほとんどだと思います。
自分が劣っていると実感することって辛いことです。自分がダメな人間に思えてきますし自己評価も自己肯定感も下がります。ひどいと生きているのが辛くなることさえあります。
そんな人に私は声を大にして伝えたいです。人より劣っていることって実は人間関係においては大きなメリットなんです。
かわいげのある人は人より劣っているのが必須条件
かわいげのある人っていますよね。同性からも異性からも人気で、どんな見た目をしていようが年齢も関係ありません。まるでペットのように周りからかわいがかれている人です。
かわいげのある人は必ずといっていいほど人より劣っている部分があります。劣っている項目は人それぞれです。背が低いとか、運動が不得意とか、人よりぬけているとか。
かわいげのある人はそういった本来ならばコンプレックスになるような部分を隠すことはせずに公にしています。むしろ自分の口から「この前改札でひっかかったんだよね~」と周りに言ったりもします。
しかしそれが原因で嫌われることはありません。むしろ自分のダメな部分を公にすることで親近感を演出することができますし、庇護欲をかりたてて愛されたりします。
だからコンプレックスって人間関係において大きな武器にもなるんです。
コンプレックスをなくす方法
ここまで読んでくださったのならコンプレックスって決して悪いものではないなと思えてきたのではないでしょうか。もしそれでコンプレックスのある自分が少しでも好きになれたのならとても素敵なことです。
それでもやっぱりコンプレックスをなくしたい!という方に向けてここから先はコンプレックスをなくす方法を書いていきます。
ひとつひとつのコンプレックスをなくす具体的な方法(例えばニキビ肌を改善するスキンケア方法)ではなくて考え方に関することです。具体的な方法はまた改めて書きたいと思います。
1.自分の価値を信じる
コンプレックスがあるからといって自分の価値が低いとは考えてはいけません。先程も伝えたようにコンプレックスは人間関係においては大きな武器になります。
それに誰でもそれなりにコンプレックスを抱いているものです。周りに人がいる限りどうしても比較してしまうのが人間です。誰でも持っているコンプレックスがあるからといって価値はさがったりしません。
抱えているコンプレックスの種類も関係ありません。容姿に関するコンプレックスをもているから自分の価値は著しく下がる、なんてこともないんです。
それでも自分の価値を信じられないのであれば人の役に立つことをしてみてください。
- 困っている人の手助けをする
- 募金をする
- ボランティアに参加する
- ペットの世話をする
例えば上記のようなことをすると「自分は役に立ってるな~」と思えます。そう思えたら自分の価値が信じられるようになります。
私がよく実践するのは募金です。コンビニの募金箱に10円を入れたり、ユニセフ募金のサイトからクレジットで500円を寄付したりします。
困っている人を助けたり、ボランティアに参加するには時間と体力が必要なので余裕があるときに行うのがいいと思います。とくにペットはお金もかかるので金銭的余裕も必要です。
自分にあったやりかたで人の役にたつことをしてみてください。
コツは無理にならない程度、です。自己犠牲はよくないです。
2.自分を大切にする
自分を大切にすれば自己評価があがって自己肯定感もあがってコンプレックスがどうでもよくなります。なのでセルフケアを惜しみなく行いましょう。
- 整体やマッサージに通う
- 買いたいものを我慢せずに買う
- 食べたいものを我慢せずに食べる
- 好きなことをする時間を作る
- 仕事をがんばりすぎない
金銭的余裕があるのならば上から3つの項目がおすすめです。自分にお金をつかってあげるとそれだけで自分を大切にしている感覚が味わえます。
私は月に一回度整体に通っています。「もったいない」と言われますがそういう贅沢な時間こそ自分を大切にしている時間とも言えます。
金銭的余裕がなくかつ外出が好きでない人は下2つがおすすめです。
「自分の価値を信じる」の項目て困っている人を助けるといいと書きましたが人の分までがんばって仕事をする必要はないと思います。自分に課せられた仕事を90%ぐらいの力で行うのがちょうどいいです。
なのでもし他人の仕事を任されそうになったら断ってしまってもいいんです。残業だってしなくていい。仕事が何よりも大切だというのであれば止めませんが仕事よりもやりたいことや大切にしたいことがある人は仕事をがんばりすぎないようにしてください。
仕事をがんばりすぎなければおのずと好きなことをする時間も作れます。
3.環境を変える
最後におすすめしたいのは環境をかえることです。
- 転職する
- 引っ越しをする
- 今まで行ったことのない場所に足を運んでみる
- やったことのないことに挑戦してみる
- いつもとは違う道を歩いてみる
そういった変化を起こして自分の環境を変えてみてください。
なぜ環境を変えることでコンプレックスがなくなるのかといえば変化を起こして環境を変えると自分の考え方が変わるからです。価値観が変わり、視野が変わり、今まで見えていなかったものが見えるようになります。
そうやって視野を広げるとコンプレックスだと思っていたものが実は長所だったのだと思えるようになったりします。もしくはコンプレックスがある自分さえも人間らしくていいと肯定的に思えたりします。
転職や引っ越しは大きな変化です。そのため効果は莫大なのですがなかなか踏み出せない人も多いと思います。
環境を変えること、新しいことをはじめることに抵抗がある人は「いつもと違う道を歩いてみる」「動画配信サイトで普段は見ないジャンルの作品を見てみる」なんていう小さな変化からはじめてみてはどうでしょうか。
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