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凪のお暇から学ぶ、人生の変え方

凪のお暇から学ぶ、人生の変え方

マンガ「凪のお暇」は都内でOLとして働いていた凪が過呼吸をきっかけに仕事や人間関係などすべてをリセットして自分を見つめ直す物語です。

 

凪は自分の人生を「なんだかな」と表現していました。空気を読みすぎて全ての行動を他人にあわせてしまっている凪は自分の人生を生きている気がしないのでしょう。確かにマンガ冒頭の凪は他人の仕事で残業をしていて自分の時間を全く確保できていません。

 

だから退職し都落ちした凪は自分が生きたいように生きられるように様々な行動を起こします。そんな風にだんだんと自分の人生をいい方へと方向転換していってる凪の姿に励まされた人もいるのではないでしょうか。

 

今回はそんな凪の姿から学ぶ人生の変え方をまとめていきます。

 

【目次】

 

人生の変え方

1.環境を変える

「凪のお暇」に登場する主人公・凪は大人しく真面目な性格のOLです。人間関係では「空気を読むこと」をとても重視していて、理不尽なことをされても笑顔で対応し、場の空気を悪くしないように努めていました。

 

しかしその性格が災いして、同僚から仕事を押し付けられて残業していた日のこと。疲労とストレスで過呼吸になって倒れてしまいます。

 

「とにかくまっさらになりたい」と思った凪は会社を退職し、三軒茶屋に借りていた物件を引き払い、スマホを解約して家族以外の人間関係をリセットしました。何もかも捨ててまっさらになった凪は多くのものをイチから築くことになりました。

 

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出典:凪のお暇(1) 

 

こうやって環境を変えると人は変わらざるをえなくなります。凪のように無職になった人はどうやっても会社員と同じ生活をすることはできないので生活の仕方が変わります。そして三軒茶屋と今住んでいる立川では近くにあるお店が違うので行動範囲が変わりますし、住んでいる人も違うので関わっていく人の種類も変わります。

 

起きる時間が朝の6時から8時になるとか、行きつけの飲食店が変わるとか、いつも挨拶する人が変わるとかそれぐらいの変化で人生はそうそう変わらないと思う人もいるかもしれません。しかし人生は日々の積み重ねです。

 

朝6時に起きる日々を積み重ねた人生と朝8時に起きる日々を積み重ねた人生は数年先では全くの別物になります。朝6時に起き続けた人生は寝不足で体調不良になっているかもしれないし、朝8時に起き続けた人生は十分な睡眠時間を確保できたことによりものすごく健康かもしれない。1つの選択次第で大きく変わるのが人生です。

 

環境を変えるとほぼ強制的のこの積み重ねていくものが変化します。

 

実際に凪は仕事を辞めたことのより自分の時間を大量に確保できるようになりましたし、引っ越したことにより今までのしがらみから開放されて新しい人間関係を築くことができました。そしてそれらの要素が少しづつ確実に凪の生き方を変えています。

 

人生を変えたいと思ったら凪のように環境を変えるのが一番効果的で迅速です。しかし凪のように職を変えて引っ越して連絡先をすべて消して…を一気に行うのは負担が大きいです。もちろん一気に行った方がガラッと人生は変わりますが、変化というのは意外にも大きなストレスになるので1つづつゆっくり変えていくのがいいでしょう。

 

2.多種多様な友だちを作る

 冒頭の凪には友だちと呼べるような人がいませんでした。会社の人や学生時代からの知り合いと交流がある描写はあるのですがちゃんと友人関係を築けていませんでした。事実、断捨離をする際に凪はスマホを解約し母親以外の連絡先を削除しています。凪自身も彼女たちを友だちとは思っていなかったということでしょう。

 

しかし会社を辞め、立川に引っ越してきてからの凪は様々な人達と出会い交流を深めていきます。同じアパートに住む小学生のうららちゃんとその母親であるみすずさん、上の階に住んでいる吉永さんにお隣に住むゴン。ハローワークで知り合った坂本さんに、ひょんなことから働くことになったスナックバブルの従業員たちにお客。その顔ぶれは年齢も性別も職種も国籍も違っていて多種多様です。

 

友だちと呼べるぐらい親密な人の存在というの人生に大きな影響を与えます。それは「99.9%は幸せの素人」という本でも触れています。

 

「研究対象のトップ10%の『幸せな人生を歩んだ人たち』は、人生で温かな人間関係』を築くことができていた」という事実。

トップ10%の人々は、温かな人間関係を築くことができなかった人々と比較して年収が高く、専門的な分野で成功を収めた人も3倍多かったとされています。

そう、幸福度や仕事での成功にもっとも影響を与える要因は何かと言うと、「温かな人間関係」を築くことができたかどうかだったのです。

 

引用:99.9%は幸せの素人

 

友だちと呼べる存在はいないよりいる方が絶対にいいです。しかし数にこだわるのではなく、凪のように多種多様な友だちを作る方が人生は変わります。つまり同い年の同性の友だち10人よりも、異性の友だち3人・年齢が違う友だち3人・職業が違う友だち3人の合計9人の方がいいということです。

 

性別・年齢・職業・国籍など自分とは違うなにかをもった人との交流は様々な発見があります。自分の知らない世界を教えてくれたり、未知なる体験を経験させてくれたりします。

 

実際に凪はみすずさんの影響で車の運転をはじめたり、吉永さんから新しい価値観を得たり、スナックバブルでコミュニケーション能力を培ったりしました。それらは確実に凪の人格に影響を与え、凪の人生を変えていきます。

 

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出典:凪のお暇(5)

 

何かを変えると大きな失敗もある

人生を変えようと何かを大きく変えると失敗することもよくあります。例えば凪のように仕事をやめたら収入が大きく下がりますし、今まで関わったことのないタイプの人達と関わって恋愛に依存してしまったり。中にはひどく傷つくようなものもあるでしょう。

 

でも失敗は経験で、失敗なくしては成長はありえません。新しくはじめたことをすぐに完璧にできる人がいないように誰にでも大小の失敗はつきまといます。

 

なので失敗したときは人生が変わっている証拠なんだとポジティブにとらえてください。むしろ「最近失敗していないな」と思った場合は何も変化が起こっていなくて同じことを毎日繰り返しているからです。

 

失敗がない人生もそれはそれで素敵です。でも10代・20代でその状態に執着してしまうと同じような日々が10年、20年と続くことになります。それでいいのであればそのままでいいでしょう。

 

でもそれが自分の納得できる未来でないのであれば何かを変える必要があります。

 

最初から完璧なんてありえませんので最初から失敗することを想定しながら新しい何かをはじめてみてください。