子供の頃に「他人に優しくしましょう」と言われた経験のある人も多いと思います。人に優しくできるのは素敵なことです。でも自分を犠牲にしてまで、人に優しくする必要はありません。
例えば金欠なのに友達の誕生日プレゼントを買う、とかですかね。自分が困っている状況で他人を優先させた場合、心にモヤモヤが残って、本当の意味で相手のために動くことはできません。
自己中心というと嫌な意味にとらわれてしまうこともありますが、時には自分ファーストに自分中心に物事を考えることは自分が幸せになるためには必要なことだと思います。
【目次】
まずは自分を幸せにすることが大事
私の男友達に他人ファーストの人がいます。例えば友達と出かけるとなった場合、友達が行きたいところに行き、友達が食べたいものを食べ、友達がしたいことを一緒にするといった具合です。時には友達のために車を運転したり、お店を予約してくれたりもします。
そんな彼はとても人気者です。人脈も広く、彼に対して好意を寄せている人は男女ともに多いです。私も彼と一緒にいる時は楽しいです。
けれど彼にはいつも影があります。自己肯定感が低いからなのか自虐的な発言をすることが多く、誰にでも親切にするあまり恋人からは浮気を疑われて長続きしません。「どこか遠くにいきたい…」と遠い目をしてることもあります。
人気者の彼がなぜそこまで不幸を感じるのか。それはあまりにも他人のために時間や労力を消費していて他人ファーストな日々を送っているからです。
現代社会で行きていくのに人との関わりは大事です。豊かな人間関係は幸福を感じる条件に必ず入っていますし、孤独を感じて生きることは色々とデメリットが多いとも言われています。
だからといって全く自分のために時間を使わず、他人のために消費しまくる他人ファーストな人生は幸せに直結しているわけではありません。他人のために時間や労力を消費しまくると、どんどん疲労していきボロボロになってしまいます。
友達に優しくできたり、恋人が居心地よくいられるために動ける能力は本当に素敵です。でもそれでいつも気疲れしてしまう人は自分ファーストに生きてみませんか。
自分が幸せで充実した人生を過ごせれば、損得なしに気持ちよく他人のために動けるようになります。
自分ファーストに生きる
自分ファーストに生きるためにはまず「一人の時間」を増やしましょう。他人との約束がなにもない自分のためだけに使える時間を作るんです。
その上で「自分がやりたいこと」をコツコツとこなしていきましょう。「とりあえず寝たい」のであれば思う存分寝ましょう。「溜め込んでいたマンガをじっくり読みたい」のであればお菓子を片手に夜中まで読んじゃいましょう。自分の欲求をひたすら解消するんです。
もしかしたらいつも誰かと一緒にいた人だとそんな時間を寂しく思ってしまうかもしれません。けれど本当にやりたいことをこなしていけば、必ず充実した時間を過ごすことができます。
一人の時間を作ることで、友達と疎遠になってしまうこともあるかもしれません。けれど少し会う機会を減らしただけで疎遠になってしまうような友達はいずれどこかで疎遠になってしまう関係だったんです。
自分のためだけの時間を作り、自分とじっくり向き合うことで、きっと色々なことが見えてくると思います。自分の心の奥底にあった「なりたい自分」を見つけることができるかもしれません。
せっかくの年末年始です。たまには家にこもって、一人の時間を楽しんでみませんか。