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いい人間関係を築くには人を愛する能力が必要

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先日読み終えた本「99.9%は幸せの素人」で幸せになる人の共通点として「いい人間関係を築いていること」があげられていました。その結論は実際にハーバード大学の研究で明らかになっているものです。

 

お金、時間と幸せに影響するものはいくつかあります。人間関係もそのうちのひとつで、人間関係さえ良ければ幸せになれるかといえば断言はできませんが、いい人間関係を築けている方が幸せを感じやすいのは想像するよりも簡単です。

 

そしてそんないい人間関係を築くには人を愛する能力が必要だと言います。今回はその人を愛する能力についてを、「99.9%は幸せの素人」を元に書いていきたいと思います。

 

【目次】

 

いい人間関係を築ける人は幸せになりやすい

いつも温かい人達に囲まれてたくさんの優しさに溢れて生活している人は幻でもなんでもなく存在します。実際に私の身近にもいます。

 

私が見ているその人はただの一面でしかないので、もしかしたら私が見えないところでは人間関係で傷ついたり怒ったりしているのかもしれません。でも私から見たその人はやっぱりいい人達に囲まれていい人間関係を築いていて幸せそうです。

 

それに対していい人間関係を築けていない人も確実に存在します。仲良しだと思っている人から利用されていたり、それ以前に仲がいい人がいなかったり。孤独は悪いことではないし孤独だからこそ幸せな人もいると思いますが、いざという時に自分の存在を受け入れてくれる人がいないというのは辛いものがあります。

 

いい人間関係を築くには人を愛する能力が必要

人には人を愛する能力というものがあります。それは文字通り、自分以外の人を愛する力。人に優しくできたり、人をありのまま受け入れることができることが人を愛する能力です。

 

人間関係について書かれた本には必ずといっていいほど「先に与える人になりなさい」ということが書いてあります。求めることばかり考えているから独りよがりで自己中になってしまい人から好意を向けてもらえなくなってしまうのです。

 

好かれる人の多くは自分から先に与える人です。自分から声をかけるし、自分から好意を与える。だからこそ多くの人に好意を返してもらえるのです。

 

多くの人は嫌われるよりも愛されたいと望みます。だからこそ無条件で愛を与えてくれる人は多くの人に愛されます。

 

自分が愛し、自分を愛する人に囲まれる。いい人間関係以外のなにものでもありません。

 

人を愛する能力を育てる方法

人の愛する能力にはオキシトシンというホルモンが大きく関係します。

 

人を愛する力を強化する方法......それは「オキシトシン」というホルモンを増やすことです。

オキシトシンは「愛のホルモン」あるいは「幸せのホルモン」「絆のホルモン」とも言われ、オキシトシンの脳内での分泌濃度が上がると、人を好きになる、人と仲良くしたくなる、人に共感する、人に親切になる、人付き合いでの不安が減少するとされています。

つまり、"誰からも好かれる人"は、"オキシトシン出まくりの人"のこと。

 

引用:99.9%は幸せの素人

 

オキシトシンがあれば、人に自然と親切にできるし、何より人を好きになれます。だからこそオキシトシンがたくさん分泌できるようになれば人を愛する能力が高くなるのです。

 

オキシトシンをたくさん分泌する方法は下記の3通りです。

 

1.スキンシップ

人とスキンシップをはかることでオキシトシンがたくさん分泌されるようになり、人を愛する能力が高くなります。

 

スキンシップの中には会う・会話をするといったものも入っていますがハグをしたり握手をしたりと触れ合うものの方が効果的とされています。海外の人が情熱的なのってハグやキスが挨拶文化として根付いているからかもしれませんね。

 

でも日本人はハグやキスはめったにしません。抵抗がある人も多いでしょう。その場合は先程あげたように会う・会話する回数を意識して増やすのもいいですし、動物やペットと触れ合う機会を増やすのも十分効果的です。

 

2.心温まる映画を見る

私たちにはミラーニューロンという細胞があり、この細胞の影響で視覚から入った情報を自分の体験のように認識する力があります。つまり幸せな出来事を描いた映画を見ればその幸せな出来事を自分自身の体験だったかのように認識しますし、悲しい出来事を描いた映画を見れば同じようにその出来事を自分が体験したことのように認識するのです。

 

だからこそ心温まる映画を見続ければ人相が穏やかになって温和な人柄になっていきますしヤクザとか不良を取り扱った攻撃的な映画を見続ければ言動に彼らの振る舞いが反映されます。

 

人を愛する能力を高めるにはポジティブな心が大切です。心温まる映画をたくさん見て、オキシトシンを分泌しましょう。

 

以前「ポジティブで明るい雰囲気の作品に触れ続けた結果」という記事を書いたのですがその記事の内容が認められた気がして嬉しかったです。おすすめ作品も紹介しているので今後見る作品の参考でもしてください。

 

www.nocomplex.net

 

3.人に親切にする

オキシトシンが分泌されると人に親切にできるようになると書きましたが、人に親切にすることでオキシトシンの分泌を促すこともできます。だから意識して人に親切にしましょう。

 

ゴミを拾う、募金をする、友人の荷物をもってあげる、おごってあげるなどなど思いつく親切な行動を実行していきましょう。

 

「99.9%は幸せの素人」でおすすめしているのは一週間に一度だけ「親切デー」を決めて、その日に5つ以上親切なことをする、というものです。

 

実は米カリフォルニア大学の研究で「毎日親切なことをするよりも、1週間のうち1日と決めて"集中的に"人に親切にしたほうが幸福度は高まる」ことがわかっているのです。

「一日一善」くらいでは、その日の終りには、人に親切にしたのを忘れてしまう。それなら1週間に1日、5回も親切にする日を作ったほうが、記憶にも残りオキシトシンの分泌も高まるというわけです。

 

引用:99.9%は幸せの素人

 

 「99.9%は幸せの素人」を読んで

今回は人を愛する能力を抜粋して書きましたが、幸せになれるための方法がたくさん書かれている本です。

 

幸せになれるお金の使い方、どれぐらい稼ぐことができれば幸せを感じれるようになるのか、結婚は本当に幸せなものなのか。人間関係も深く掘り下げられていますがそれ以外にも幸せに影響を及ぼす様々なことが書かれています。

 

興味があれば読んでみてください。最近ではyoutubeでもこの本の概要を説明しているものがいくつかあがっているのでそちらを見るのでもいいと思います。