10代からつい最近までそりゃあモテたくてモテたくてたまらない時期がありました。私は美しい容姿とか才能とか名声とか何ももっていなかったからなにかほしいともがいていましたし、何かしら持ってないと自分の価値に自信が持てなかったからです。今思えばそうやって求めてばかりいたからモテなかったんですけどね。
当時読み漁っていたモテについて書かれた本は今はもうあまり手に取ることはありませんが、「振り向いてくれない彼に1ミリも迫らないで恋に落とす本 Enter his Brain!」の中に書かれていた「かわいげ」に関する章だけはすごく記憶に残っていて、今でもたまに読んだりします。
今回はこのかわいげについて、「振り向いてくれない彼に1ミリも迫らないで恋に落とす本 Enter his Brain!」を元に書いていきます。
【目次】
モテのキラーコンテンツ・かわいげ
「振り向いてくれない彼に1ミリも迫らないで恋に落とす本 Enter his Brain!」ではかわいげのことを下記のように説明しています。
このかわいげというのは、男性でも女性でもそれを持っている人がモテます。同性にも異性にも好かれますし、年齢にも見た目にも左右されません。
しかし、多くの人は、これを身につけるとモテるとは知りません。また一部の人は、知っていても、プライドや劣等感、気遣いが邪魔をしてかわいげを持てないでしょう。
引用:振り向いてくれない彼に1ミリも迫らないで恋に落とす本 Enter his Brain!
この文章を読んだ時、私が真っ先に思ったのは「容姿関係ないんだ!」ということです。
モテについて書かれた本の多くに容姿は関係ないと書かれています。むしろ美しすぎる容姿を持っていると引かれてしまうなんてことが書かれているものもありました。
しかし「容姿は関係ない」と書かれている本の中で「髪型はこうで、メイクはこうで、ファッションはコンサバがいい」と続くものも多々あり「多少は関係あるんじゃん」と心の中でつっこんだりしました。
でもこの「かわいげ」というものは容姿じゃなく性格や振る舞い方に関するものです。実際にこの章では全く容姿についてはふれられていません。私が苦手な「ボディータッチの仕方」とか「モテるメール文」みたいなモテテクもでてきません。
ただたんに「かわいげのある人はこういう人で、こういう特徴がある人はモテやすいよ」というさらっとした内容です。だからすごく読みやすかったですし、強く記憶に残っています。
またかわいげを持っている人物として「竜馬がゆく」の坂本龍馬をあげているのですから、本当に性別年齢関係なくかわいげというものはモテる要素になるのだなと思いました。
かわいげの6つの要素
1.人より劣っている
かわいげの要素の1つは「人より劣っていること」です。
ぐるっと自分の知人を思い浮かべてっみると「自分より劣っている人」っていると思います。そういう対象が思い浮かばない人は犬や猫といったペットを思い浮かべてください。
彼らは自分より劣っているが故にこちらに劣等感を全く感じさせませんし、自分を傷つけたり裏切ったりしなさそうに見えます。だからこそ一緒にいて居心地がいいですし、つい本音や弱音を吐いてしまったりして心を許してしまいます。
今度は「自分より優れている人」を思い浮かべてください。その人が自分より学歴が高かったり、高収入だったり、高いブランド物をもっていたら憧れや劣等感を感じることはあっても癒やしや優越感を感じることはないはずです。
モテるために自分の欠点や短所をどうにかしようとする人は多いです。しかし実はそういう欠点や長所ほど人に親近感を感じさせ、かわいげとなります。
まれにマンガなどでなんでもできる完璧な女性が圧倒的に彼女よりも劣る女性に恋人を奪われるみたいな展開がありますが、恋人を奪った女性の方がかわいげという点においては優れていたのだと考えれば納得いきます。
2.意見をもっていない
意見をもっていないということはどういうことなのか。それは自己主張をあまりせず、相手の意見に対して「そうなんだ~」と受け入れられる人のことです。
自己主張をすることは悪いことではありません。時としてそれは自分を守る盾になります。
けれど毎度毎度自分の意見を否定されたら、どうしても相手に嫌悪感を抱いてしまいます。だから自己主張してもいいし、時として反論してもいいけれど、相手を肯定し相手のいうことに共感することも行ってください。
3.警戒心がない
それなりに年齢を重ねた人ならばだれもが警戒心をもっています。私なんかは小学生ぐらいの時から警戒心をもっていたように感じます。
しかしごくまれに警戒心を感じさせない人がいます。いつもにこにこしていて、自分をまっすぐに受け入れてくれそうな天真爛漫な人。彼らの本心はわかりませんが、ぱっと見そう感じさせる彼らは間違いなくかわいげのある人達です。
この世を生きるのに全く警戒心がないのは危ないです。だから警戒心はこれからも持ち続けましょう。無条件で人を信用する必要はありません。でも相手にはその警戒心を感じさせない。それがかわいげには必要です。
相手を警戒した結果、表面的な話しかしなかったり、無理に話題を変えたり、ふたりきりになったら、ヘンに気を遣って「じゃあ、私もそろそろ帰ります」と行って距離を置いたり、相手の誘いを「社交辞令かも」と考え、そのまま放っておいたりします。
かわいげのある人は、そのようなことをしません。人懐っこく、物怖じをせず、いい意味で気を遣っていないようなふるまいをします。相手に人として好意を持っていて、親友のように気を許していて、少し空気が読めない鈍感さゆえの積極さがあります。
引用:振り向いてくれない彼に1ミリも迫らないで恋に落とす本 Enter his Brain!
4.素直
素直さがある人は言い換えれば自分の意見をもっていないし、警戒心を感じさせません。他人をランキング付けたりしないし、差別するような発言もしなければ評価したりしません。
ただ素直=善人というわけではありません。人の悪口を注意することも否定することもしません。人の悪口でさえもただただ「へぇ~」「そうなんだ」と受け入れる人が素直さがある人と言えます。
5.ほどよく頼ってくれる
頼るということは劣っている部分を見せるということに繋がります。
人はほどよく頼られると自分の価値が高まった気がして嬉しくなります。なのでほどよく頼るということは、迷惑をかけているように見えて実は信頼している証で相手の優越感を高めてあげられる行為です。
しかし大切なのは「ほどよく」であることです。「あなたがいなくちゃ生きていけない」とか「何もわからないから全部教えて」とか何でもかんでも頼って依存してしまうと相手の負担になってしまいます。
6.全面的に助けてくれる
相手が困っていれば助ける。これは相手を頼っている場合は必要なことです。助けてもらったことがあるのなら助けてあげましょう。
いわゆるギブアンドテイクです。相手から助けてもらってばかりでは相手が損をしてしまうので、対等になるように相手が困っている時は手を差し伸べてあげましょう。
ただ相手が困っていないのに母親のように世話をやくのはかわいげとは違ってきます。相手が困っている時だけ手を差し伸べてあげましょう。
「振り向いてくれない彼に1ミリも迫らないで恋に落とす本 Enter his Brain!」について
かわいげについて書かれた「振り向いてくれない彼に1ミリも迫らないで恋に落とす本 Enter his Brain!」は男性が書かれた女性向けの恋愛本です。
だからこそ読んでいると「ずいぶんと男性に都合のいい女性像がでてくるな」と思うこともありました。でもそれがモテの真理なのでしょう。
忙しい現代だからこそ多くの人はめんどくさい人とは付き合いたくありませんし無駄な時間を過ごしたくありません。仕事ではなく恋愛というプライベートに大きく関わる部分だからこそなおさらです。
だから自分に興味のなさそうな人よりも自分を好きになってくれそうな人にアタックするし、自分を否定してくる人よりも肯定してくれる人と楽しい時間を過ごしたい。何もおかしいことはありませんし、私自身も無意識にそういう人を選んでいます。
都合のいい人って表現するとなんだか悪いことのように思えますが需要があるからそういう人はモテるんです。モテる人は自分のマーケティングが上手なんだと改めて思います。
「振り向いてくれない彼に1ミリも迫らないで恋に落とす本 Enter his Brain!」は今回紹介したかわいげ以外にも色々なことが書かれています。例えば「片思いの女性の多くが「好きにさせる罠」にはまっている」とか「いきなり恋人を目指すと失敗する!徐々に彼を好きにさせていくステップ」とか「恋愛はロマンチックだけど、人生の一部でしかない」が個人的に印象的でした。
興味のある人は読んでみてください。