今年になってから漫画アプリ「ピッコマ」で読み始めてから私の癒やしのルーティンになっている「働かないふたり」で「プチ断肩」という話が出てきました。
プチ断肩というのは「働かないふたり」の主人公であるニート兄妹・守と春子のお友達であるOL・倉木さんの「肩が凝った」という一言で行われた休日の過ごし方です。断食からとっていて肩を使わないで過ごすことです。
お金がかからないのにめちゃめちゃ肩こりに効きそうで、なにより本当にちゃんと休日に休んでいる感じがして好きな話です。
今回はその「働かないふたり」に登場したプチ断肩をご紹介します。ついでに「働かないふたり」にも興味をもっていただけたらいいなと思います。
【目次】
「働かないふたり」で登場したプチ断肩
「働かないふたり」は兄妹揃ってニートとして生活する兄・守と妹・春子を中心としたマンガです。驚くような展開も斬新な設定もなく、ただただ彼らの日常が描かれているほのぼの作品です。
基本的にほのぼのぼとクスッと笑える話で構成されていますが、はっとさせられるような内容のものもあります。レビューとかで「深い」というコメントが残っているのはそういうことです。
最初の方は登場人物が少なく、場面も家の中が多かったりしてそこまで面白みはありません。しかし話数が増えていくたびに守の学生時代の友人が登場したり、春子の学生時代の友人が登場したり、ご近所さんと仲良くなったりしてにぎやかになっていきます。
「プチ断肩」でメインに登場するのは守と春子の近所に住むOL・倉木さん。倉木さんは序盤から登場するキャラですが、登場時はストレスによる不眠症で悩まされていました。でもある日窓から見た守と春子の姿に癒やされ、倉木さんの不眠症は改善します。
「プチ断肩」が登場するのは17巻なので、二人と倉木さんの仲はだいぶ深いものになっていて、ほぼ毎週一緒に遊ぶような関係になっています。
出典:働かないふたり(17)
「最近肩こりがひどい」と口にした倉木さんに守はプチ断肩をやらないかと提案します。プチ断肩は「全く肩に負担をかけないで過ごす」というものです。
プチ断肩の方法
1.寝る
まずは寝ます。とりあえず寝て、体の疲れをとります。椅子に座るよりも床やベットで仰向けになって体全体から余計な力を抜きます。
肩こりや首こりが慢性的になっている人って無意識のうちに体に力が入っていて常に緊張状態になっていることが多いです。そうなっているとどんなにいいマッサージや整体を受けても意味がなかったりします。
体の力が抜けるようにただひたすら仰向けになって寝転びましょう。
何もしない時間は休息には必要不可欠です。
2.目を使わないようにする
目を使うと肩がこりやすくなります。現代人に肩こりの人が増えたのはパソコンやスマホの利用時間が増えて目を使うことが増えたからと言われています。
実際に視力が悪い人には肩こりの人が多いです。肩こりがひどい人は普段どのぐらい目を酷使しているかを一度確認してみるといいでしょう。
「働かないふたり」では目を使わないようにするためにラジオを聞いていました。
3.散歩する
ゴロゴロしているだけでは余計に体の筋肉が高まってこりがひどくなってしまう場合もあります。そのために適度な運動が必要です。その適度な運動が散歩です。近所をぼーっと練り歩きます。
散歩中はなるべく遠くを見て、目に負担をかけないようにしてください。時折意識して肩を回したり動かしたりすると血行がよくなって肩こり解消に繋がります。
4.お風呂に入る
「働かないふたり」では散歩のあとに銭湯を2件はしごします。しかし銭湯にこだわる必要はなく自宅のお風呂にはいって温まれば十分です。
お風呂のリラックス効果で全身の力を抜き、血行を良くするのが目的です。
そしてお風呂に入った後はまた仰向けになり、ラジオを聞きながらぐだぐだします。
お金のかからないプチ断肩
出典:働かないふたり(17)
「働かないふたり」では後日談が入っているのですがプチ断肩がどれだけお金がかならないかがわかります。
先輩がスパで8000円払ったのに対して倉木さんは銭湯代とお菓子代で約2000円。休みの日にちゃんと休んでいただけなのに肩こりが治るなんてすごくコスパがいいと思います。
「働かないふたり」では主人公たちがニートであるからこそこういうお金をかけずに日々を楽しむ工夫がたくさん出てきて、目からウロコが落ちるときが多々あります。個人的には「みんなで毎晩桜が散るまで桜見をする」というお話が好きです。
お金はないけど自由な時間はたくさんある。素敵なことだなって思いました。ついついお金をつかい過ぎてしまうことが多いので、「働かないふたり」を参考にお金を使わない日々の楽しみ方を模索していきたいなと思います。