ニートの兄妹の生活を描いた漫画「働かないふたり」には定年退職をした男性が2人登場します。一人は元仕事人間の飯塚さん。もうひとりは主人公の一人である守の学生時代の先生だった増野先生。
二人共定年退職をしていて、一人暮らしと共通点が多いです。登場時はあまり活力を感じさせない2人でしたが話数と登場回数が増えるごとにイキイキと充実した生活を得ていく様子が見れます。
2人が充実した生活を送っている秘訣をまとめていきたいと思います。
【目次】
「働かないふたり」に登場する充実した生活を送るおじさんたち
「働かないふたり」に登場するのは飯塚さんの方が早いです。飯塚さんは元々仕事人間で仕事漬けの毎日を送っていました。家庭をかえりみずに働き続けた結果奥さんに愛想をつかされて離婚することになり、定年後は一人で暮らしています。
仕事漬けの日々を送っていたため暇な時間をどうやって過ごしたらわからず公園のベンチでぼーっとしていたところで主人公であるニート兄妹・守と春子に出会います。そこから交流関係が増えていき、今では守たちと一緒にゲームをしたり、守たち経由で仲良くなったシングルマザーの子供と公園で遊んだりと、忙しくも充実した日々を過ごしています。
出典:働かないふたり(21)
増野先生は守の学生時代の先生です。本が大好きで家が図書館のようになっています。本を通じて守や守の友人との交流を広げていきます。
増野先生も飯塚さんと同じく定年退職しています。結婚はしておらず、今は趣味の読書に没頭しています。しかし最近は若い作者が書いた新しい本を読む気になれず過去に読んだ本を繰り返し読む毎日。そんな日々も悪くないと思っていたのですが守との交流をきっかけに初めて海外に旅行に行くことを決意し、運動をはじめ、食生活を改めたりしました。
とたん今まで食わず嫌いしていた若い作者の本が楽しいと思えるようになり、少しづつ変化が起こり始めている生活を楽しんでいます。
出典:働かないふたり(23)
充実した生活は運動と趣味と食事
「働かないふたり」の飯塚さんと増野先生を見ていて思ったのは充実した生活は「運動」と「趣味」と「食事」なんだなということです。
運動をすると体力が増え健康的になり、ストレス解消効果からやる気や活力が増えます。そのため何かを新しく始めてみようという気になります。
趣味があると必然と楽しい時間を増やすことができます。飯塚さんはテレビゲームだったり囲碁だったりと人と交流しつつ行える趣味が多いですが、対照的に増野先生は読書といった一人で黙々と楽しめるものです。
どちらが良いとか悪いとかではありません。その人が楽しめるのならばそれは確かに良い趣味です。趣味を通じて楽しい時間を増やすことは結果的に充実した生活を送れるようになります。
また2人は充実した生活を送ることによって食生活も変わってきています。充実した生活は体力を使うことが多いのでお腹がすきやすいです。食べたい時に食べたいものを食べれるのは幸せなことです。
2人のように美味しいものを食べる日々を過ごせば幸せな気持ちになれて充実した生活を送れること間違いなしです。
何歳からでも充実した生活は送れる
「働かないふたり」では充実した生活を送るキャラクターがたくさん登場します。ニート兄妹の守と春子だってお金はないけれどたくさんある自由な時間で多くの人と触れ合って充実した生活を送っていますし、守と春子の友だちも仕事をしながら学校に通いながらも充実した生活を送っています。
「働かないふたり」に登場するキャラクターは性別や年齢の幅が広いです。主人公の2人と同年代である20代のキャラが一番多いのですが、飯塚さんや増野先生のように彼らと大きく年の離れたキャラもたくさんいます。
そんな彼らがうまく交流しながら楽しい時間を過ごしているのを見るのはいろいろな可能性を見ているようで楽しいです。何歳からでも、例え過去にどんなことがあっても充実した生活は送れるのだと思わせてくれます。