自分をじっと見つめてくる人、自分に笑いかけてくれる人、自分の話を親身になって聞いてくれる人、自分の話を覚えてくれている人に好意を覚えた経験はありませんか。たぶん多くの人がそういう自分に「興味」を寄せてくれる人を好きになったことがあると思います。
私たちには自己肯定感があり、周りから認められたいという欲求があります。だから自分に興味がある人に好意を持ちやすいです。好かれたい相手には「あなたに興味あります」という態度を示すことで好意を得られやすくなります。
【目次】
興味がないと距離は縮まらない
今までの人生で仲良くなれた人を振り返ってみると、必ずといっていいほど仲良くなる最初の段階でこちらかもしくは相手が興味を示していると思います。「仲良くなりたい、もっと相手を知りたいと思って声をかけた」「相手から声をかけてくれて、話すようになった」などが例です。
生きていく中で本当の意味で孤独に生きられる人はいません。地球上には多くの人が生活していて、日本という国に生きていると道を歩いているだけで人とすれ違うし、電車に乗れば全く知らない人たちと同じ空間に閉じ込められます。
その中のほんの一部の人たちと私たちは知り合いになり、友達になり、恋人になったり家族になったりします。自分の両親や実の兄妹なんかはおいておいて、後天的に仲良くなった人というのはお互いの中に興味がなくては距離は縮まないのです。
例えば学校のクラスメート。とても仲良くなれる人とそうでもない人がいます。仲良くなれる人はどちらかが興味をいだいて、距離を縮めようとするから仲良くなれます。お互いに興味がなければたとえクラスメートであろうと仲良くはなれません。
会社も同じです。同じ会社に務めていて、同じ部署で、隣の席なのにも関わらず仲良くなれない人たちもいれば、部署も違って職種も性別も年齢も違うのに仲良くなれる人たちがいます。その差は興味があるかないかです。
人は興味のないもののために動けるほど暇ではないし、時間も労力もありません。興味のある人が相手じゃないと何もしたくないと思う人が大半です。
周りからアタックされるようなモテる人というのは人に興味を抱かせることが上手な人なんです。
興味をもたれたいのなら興味を持て
ではどうやったら相手に興味をもってもらえるのか。それはまず自分から興味を示すことです。「あなたに興味あります!」と態度で示します。
自分から声をかける。質問をしてみる。物理的に距離を縮めるようにしてみる。こういった態度が相手に「あなたに興味あります」ということを伝えてくれます。
多くの人は「自分に興味を持ってくれる人」に安心感をいだき、好意を感じます。そして「自分に興味をもってくれたこの人はどんな人なんだろうか」と興味を抱きます。
興味をもたれたいのならば興味を持つ。まずは自分から心を開くことが、他人の心を射止める極意です。