過去に何度も習慣に関する記事を書いてきました。今回もそんな習慣に関する記事を書いていきます。
習慣はやっぱり人生を作る根底といえます。どの習慣を選択しているかでその後の人生は大きく変わると私は思っています。
そしてそれはいい習慣だけではなく悪い習慣も同じです。この世にはいい習慣と呼ばれるもがあれば、悪い習慣と呼ばれるものもあります。それはときにその人を不健康にしたり貧乏にしたりと人生と悪い方へと導くきっかけになります。
悪い習慣をたくさん身につけているからといって必ずしも不幸になるわけではありませんが、不健康になったり貧乏になったりする可能性は高まります。
【目次】
習慣が今後の人生を左右する
私達の人生はたくさんの習慣でできあがっています。寝るという習慣、働くという習慣、友だちと遊ぶという習慣、ゲームをするという習慣。習慣の集まりが私達の人生といえます。
「私たちの生活はすべて、習慣の集まりにすぎない」
1892年にウィリアム・ジェームズはそう書いている。私たちが毎日行っている選択は、よく考えた末の意思決定だと思えるかもしれないが、実はそうではない。それらは習慣なのだ。一つ一つの習慣はそれほど重要ではない。しかし長期的に見ると、食事で何を注文するか、毎晩子供たちに何を言うか、お金を貯めるか使うか、運動をどのくらいするか、考えをどうやってまとまるか、そしてどんな手順で仕事をしているかといったことが、その人の健康や効率、経済的安定、幸福感などに大きな影響を与えている。
引用：習慣の力
例えば私は視力が悪く、メガネやコンタクトを使用しなければまともに生活ができません。これは子供の頃の私が「視力が低下する習慣」を身につけそれを継続した結果です。暗いところで本を読み続け、スマホを長時間使用していました。
そして大人になった今、「視力を回復させたい」と思っていますがなかなか視力は回復しません。それは大人になった私が今も「視力が低下する習慣」をやめられていないからです。新しく「視力が回復する習慣」を身につけていても、同じぐらい「視力が低下する習慣」を継続していたら効果は現れません。
子供の頃に「視力が低下する習慣」を身につけなければ今の私は裸眼で生活できたかもしれません。習慣はこうやって継続することで数年後の人生を左右します。
悪い習慣をやめるだけで好転する
「習慣が人生を左右する」と聞くと「いい習慣を新しく身につけよう！」と運動をはじめたり、読書をはじめたりと新しい習慣を身につける人が多いと思います。
しかし時間は有限で、私たちは言うほど暇じゃありません。だから新しくなにか習慣を身につけるためには何かを辞めなくては時間も労力も足りません。
例えば「これから毎日走ろう！」と思っても継続できないのは走るために必要な時間と労力を確保していなからというのが大きな原因だったりします。無理して行っているものは苦痛が伴うので続かないのは仕方がありません。
新しく習慣を身につけるためには「何をやめるか」に着目しましょう。
「習慣の力」の冒頭にリサ・アレンという女性の話が出てきます。彼女は10代の頃から喫煙と飲酒をしており、ものごころついた時から肥満に悩まされ、多額の借金を抱えていました。挙句の果てに結婚した男性に「他に好きな人ができた」とフラれてしまうのです。
そんな彼女はフラレたショックをきっかけに「人生を変えたい」と決意し、「禁煙」を決意したのです。傍からすると彼女には禁煙という習慣だけでなく、他にもたくさんのいい習慣が必要に見えることでしょう。
けれど彼女はとりあえず禁煙だけを目標に日々を過ごしました。
彼女はたばこをやめてジョギングを始めた。すると食生活や働き方、睡眠、貯金のし方も変わり、仕事のスケジュールをきちんと決め、将来の計画を立てるようになった。走る距離も伸び、ハーフマラソンからフルマラソンを走るようになった。大学に戻り、家を買い、婚約もした。
引用：習慣の力
大事なのはとりあえずひとつの習慣に着目することです。あれもこれもと手を出してしまうと後々自分が大変になってしまいます。
視力を回復したい場合も「毎日視力回復のトレーニングをして、毎日遠くを見るようにして...」とあれこれ行おうとせず「スマホをいじる時間を減らす」というひとつの習慣をなくすことに着目すると継続しやすく結果もでやすいです。
まずは悪い習慣をなくす、そうしれば自然と人生は好転します。
