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変わりたいのに行動や習慣が元に戻る理由

変わりたいのに行動や習慣が元に戻る理由

「ダイエットをするぞ!」と意気込んだのに翌日には全くやる気が起きなくて、気がついたらお砂糖たっぷりの高カロリーなお菓子を口に運んでいたりしませんか。私も視力が悪くてよく「視力を回復させるぞ!」と意気込んでは、スマホを長時間いじってしまうということをしています。

 

変わりたいと思っているのに時間が経つと行動や習慣が元に戻ってしまうことって多々あると思います。

 

それはなぜなのか。それは変化というものは良いものであってもストレスになってしまうからです。

 

【目次】

 

良い変化であってもストレスになる

学年が変わってクラス替えがあった時、中学生から高校生になって人間関係が一変した時、学生から社会人になって時間の使い方ががらっと変わった時に大きくストレスを感じた人は多いと思います。変化は大きなストレスになります。それが例え良いストレスであってもです。

 

「変わろう」とする時、だいたいの人は今までの行動や習慣を変えることで「変化」という結果を得ようとします。例えば痩せたいならば食生活を変えたりしますし、モテる人になろうとするならばコミュニケーションの仕方を変えるなど行動を変えます。

 

しかし慣れていないことをすると違和感を感じます。「いつもと何かが違う」という感覚はストレスになります。そのストレスから逃れようと無意識に行動や習慣が元に戻ってしまうのです。

 

「スマホをいじる時間を短くするぞ」と意気込んでも気がつけばスマホをいじいじしてしまうのは本能的にそれが楽だからです。

 

モチベーションに頼ってはいけない

ふっとやる気がわいてきて、「よーし!今日から毎日筋トレを30分するぞ!」と決意したことってありませんか。私はよくあります。どこからともなくやる気が満ち溢れて「明日は休日だけど6時には起きて、ストレッチをして、勉強して、充実した日を過ごすぞ!」なんて考えていたのに寝て起きたら全くそれをしたいとは思えない。これこそモチベーションに頼っている証拠です。

 

モチベーションってコントロールすることが難しいものです。時間があって余裕があって他にやりたいことがない場合でないとモチベーションは湧いてきません。なのでほぼコントロールできないと考えるべきです。

 

だからモチベーションに頼って変わろうとしてはいけません。モチベーションに頼ると確実に途中で挫折します。

 

理想は歯磨きのように髪を洗うように、新たらしい行動や習慣をモチベーション関係なく無意識に行えるようになることです。

 

いきなり大きな変化を起こそうとすると挫折する

だいたいの人は「変わろう」と思ったときにいきなり大きな変化を起こそうとします。それこそ先程例にあげたように「一日30分筋トレをする」というようにです。

 

変化は大きければ大きいほどストレスになります。よっぽど「楽しい」と思えるような行動・習慣でなければ苦痛をともなうので続きません。

 

人間はそんなに強くないのでどうしても楽な方に逃げてしまうものです。そしてたった一回変化を起こしただけで変われるほど簡単なものではありません。

 

大きな変化を習慣にすることができれば確かに変化の速度はとてつもなく早くなり、短時間で別人のようになることも可能性です。しかしそれを達成するには強い意思の力が必要です。それは例えば死にかけるほどのきっかけがないと得られるものではありません。

 

強い意思があるのであれば大きな変化を起こしてみてもいいでしょう。けれどだいたいの人はそこまでの強い意思はないので、挫折して自己肯定感を下げないように小さな変化を継続して起こして変わっていきましょう。

 

確実に変わるためには小さな変化を継続して起こす

短時間で変わることを目標にしては挫折してしまいます。どんな目標もそれなりの猶予を設け、長時間で変わるようにしましょう。

 

私は過去に「一ヶ月でメガネをいらないぐらい視力回復するぞ」と意気込んだことがありました。私の視力は0.02です。0.1以下は目の機能がほぼ死んでいて回復は無理だとも言われています。それをたった一ヶ月で回復させるなんてよっぽど大きな変化を起こさないと得られない結果です。

 

私はまずスマホを一切いじらないと決意しました。けれど仕事でパソコンやスマホを操作することは必須ですのですぐに断念することになりました。よくよく考えれば仕事をやめ、知人との連絡も一切絶たなくては達成できない行動でした。

 

血行をよくすれば視力が回復するとも聞いたので毎日30分の運動を決意したこともありましたが疲れている日はどうしても30分も運動することができず「なんて自分は意思が弱いんだ」と絶望しました。

 

このように短時間で大きな変化を起こそうとすると大きなストレスと障害が生じ、自分の能力の低さに絶望して自己肯定感が下がりやすくなります。自己肯定感が下がり続けると何かをする気力がなくなってしまうので結局なにも変われなくなってしまうのです。

 

私は今も視力を回復させることを目標にしています。けれど昔のように短時間で結果を出そうとは考えていません。

 

私が今視力回復のために行っているのは毎日一回ホットアイマスクで目の周りを温めるということです。温泉治療のようなものです。温め続けることで機能回復を試みています。

 

目の周りを温めるという習慣は苦痛とは無縁で楽で気持ちがいいものです。だからこそ私は続けられています。おかげで最近お医者さんに「全然眼精疲労がないね」と言われました。仕事で毎日パソコンを一日8時間以上いじっているのにもかかわらず、です。

 

変わりたいのに行動や習慣が元に戻ってしまうのは苦痛の要素が大きいからです。なるべく苦痛がないように楽しめるように工夫をしましょう。

 

私のように目を温めるだけというように労力をあまり必要としないものにしたり、その行動をしたらご褒美をもらえるというようにするのもいいでしょう。楽で楽しいことこそが長く続けることができ、成果をだせるものになるのです。

 

 

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